講師派遣


本研究会では、ヨハン・ガルトゥング氏のトレーニングを受け、トレーナー&準トレーナーとして認定された研究会員がワークショップ(参加型学習)をファシリテートします。

 

これまでにさまざまな団体から依頼を受け、トレーナーをワークショップの講師として派遣してきました。これまでに開催したワークショップなどは経歴コーナーでご覧いただけます。

講師は、以下のメンバー以外にもいます。

詳しくは、事務局までお尋ねください。

 

講師紹介

 

淺川和也

明治学院大学国際平和研究所研究員。高等学校教諭をへて前東海学園大学教員(教授)。平和教育地球キャンペーンやGPPAC(Global Partnership for Preventing Armed Conflict,紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)平和教育部会やIIPE(International Institute on Peace Education)に参加し、世界的な平和教育のネットワーキングにつとめている。参加型で学ぶ平和教育のあり方を追究している。大正大学文学部哲学科宗教学コース卒業。コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院修了(MA)。立教大学大学院修士(社会学)。「平和教育地球キャンペーン」(Global Campaign for Peace Education, GCPE)に参加し、平和教育の国際的な活動に携わっている。また、「武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ」(GPPAC)の平和教育専門グループにくわわっている。共著に『学習の転換』国土社、『地球市民への入門講座』三修社。共訳に『戦争をなくすための平和教育』明石書店、『平和をつくった世界の20人』岩波ジュニア新書など。

奥本京子

<自己紹介>

大阪女学院大学で、平和紛争学、Conflict Resolution、Transformative and Restorative Approaches to Communitiesなどの授業を受け持つ。2019年現在、ナルピ(NARPI、東北アジア地域平和構築インスティテュート)運営委員会委員長として、毎年夏季に、東北アジアにおける歴史的コンフリクト転換のための実践的平和トレーニングを提供している(www.narpi.net)。日本平和学会理事、国際交流委員会委員長。非暴力平和隊・日本理事。MPI(ミンダナオ平和構築インスティテュート)にてファシリテータを務める。

<ワークショップ内容>

「平和ワークにおける芸術アプローチ」が研究・実践の中心的な軸です。歌・ダンスが苦手な人も、絵を描くのにアレルギーがある人も、本来わたしたちは市民としてアーティストであるとの信念から、楽しく創造的に身体と心を使ったワークを通して、また頭を使った議論も大事にしながら、共に平和を創るとはどういうことか、コンフリクトを転換するとはどういうことか、バランスよく考えていきます。「紛争解決」「非暴力的なコミュニケーション」「平和的な組織の運営」「いじめ防止」「人を重視した平和構築」など、多様なニーズにお応えしますので、どうぞ気軽にご相談ください。


杉田明宏

<自己紹介>

専門は心理学・平和学。大東文化大学の平和学習論ゼミ、社会心理学、平和学等の授業、自主ゼミ、教員免許状更新講習、および、高校の人権学習・平和学習、社会教育の講座や市民講座、平和学会や心理系学会において、ガルトゥング平和学の理論をベースにして、人間の発達を阻害する様々な暴力の構造に気づき、対立・紛争を分析し、平和的な関係に転換する方法を体験的に学ぶ方法論を追究している。

<ワークショップ内容>

ビープロダクションの平和教育アニメーションなどを導入に用いながら、人間関係(ミクロ)から社会的関係(メゾ)、国際関係(マクロ)まで、仮想的なケースで練習した上で、実際の具体的なコンフリクトの問題を分析し、転換していくための発想をグループワークを通じて育む、というスタイルが多い。


高部優子

ビープロダクション代表

平和学会  平和教育プロジェクト委員会委員長

横浜国立大学博士課程において平和教育とアクティブラーニングの研究と並行して、紛争がエスカレートしないコミュニケーションの方法や集団での話し合いの方法、平和学理論のアニメーションを制作。アニメを使ったワークショップを行う。

ビープロダクション(https://www.bepro-japan.com/)

野島大輔

<自己紹介>

1980年代から平和学を学び、教養学士・行政学修士(国際法学専攻、ICU1986・1988)。東京・下町の定時制高校勤務を経て、大阪府内の国際学校の教員(社会科、地歴・公民科:現職)。アムネスティ世界人権宣言翻訳コンテスト最優秀賞(1993)。Transcend Peace University 「深層文化」「紛争解決上級」コースを修了(2003, 2008)。社会人として欧州平和大学・アメリカン大学などで平和教育学を研究、国際関係学博士(立命館大学2016)。IIPE(International Institute for Peace Education)大会幹事(2012)。

<ワークショップ内容>

学生時代からのキャンプ・レクリエーション好きで、ほとんどのWSをActive Learningで行っています。 平和学からの国際関係の観方や、紛争解決法を、易しく高校生・大学生たちと学んでいくことを専門にしています。平和ソングの作・編曲も。


藤田明史

<自己紹介>

いくつかの大学で非常勤講師として「平和学」や「紛争転換」の講義を行っています。もともとは経済学の専攻で、いまでも社会科学一般に関心をもっています。自分なりに納得のいく「社会科学としての平和学」の体系を何とか作りたいと念願しています

<ワークショップ内容>

生き生きとした「平和」は日常生活における人々の「対話」の中から生まれる。ワークショップでは、そうした対話の場を設定し、紛争転換を通じていかに平和を創り出していくかの実験を具体的に行っていきたい。


室井美稚子

<自己紹介>

長野市の清泉女学院大学にてワールドスタディズ、平和学のゼミを担当。また、英語教育に長年携わり、教材開発や小中高の先生方に外国語・英語授業の工夫に関するワークショップも行っている。紛争から立ち直った国など、多様な地域を旅行し、学会や勉強会に参加して見聞を広げている。

<ワークショップ内容>

日常のいじめや対人関係を良くするワークショップSABONAを高校生・大学生・教員の皆さんに数多く行ってきた。気さくな雰囲気の中で、グループで活動したり交流して一緒に考えていきたい。

ワークショップには2時間くらいもらえるのが理想的であるが、合わせられます。とにかく、有用な方法でヨハン・ガルトゥング先生に習ってから自分も楽にので、皆さんにお伝えしたい。フットワークが軽いのが取り柄で、日程さえ合えば何処へでも!


中嶋大輔

<自己紹介>

先端科学技術大在籍時に見た近未来社会像、欲望のままに科学技術を使用する現代社会に不安を覚え、平和学へ転向。ネパールに5年半滞在し、トリブバン大学にてネパール語、大学院にて参加型農村開発、ファシリテーション、開発NGOについて学び、教育NGOでインターンをした後、帰国。

<ワークショップ内容>

ネパールの身分差別、貧困、解放運動、経済格差など、具体的事例を通して平和を考えるWSを行ったり、ネパールへのスタディツアーをコーディネートしたりしています。中学や高校の1コマ、市民講座など、ご相談ください